愛媛県伊方町の四国電力伊方原発3号機が再稼働して1年がたつ8月12日を前に、伊方原発をとめる会は8月10日、松山市の四国電力原子力本部前で、運転停止と廃炉を求める8・10抗議行動に取り組みました。約70人が、横断幕やのぼりなどを手に「伊方3号機は運転を止め、廃炉に」などとコールしました。
同会の草薙順一事務局長は「私たちの意思を無視した再稼働が、いかに人間の尊厳を踏みにじっているか。命を大事にし、住めない故郷にしないために、全力を挙げて再稼働の中止・廃炉を求め続けよう」と訴えました。
10人がリレートーク。日本共産党の田中かつひこ、無所属の渡部伸二の両県議らも参加し「声を上げ続けることが国や電力会社を動かす力になる。諦めないで頑張ろう」などと訴えました。
同会のメンバー7人は事前に同本部で、佐伯勇人四国電力取締役社長に「『命より採算優先』をやめ、伊方原発の停止・廃炉を求める申し入れ書」を提出しました。
(「しんぶん赤旗」2017年8月12日より転載)