首都圏反原発連合(反原連)は5月19日、首相官邸前抗議を行いました。関西電力が17日、高浜原発4号機(福井県)の再稼働を強行。原発ゼロの国民多数の声を無視し、再稼働に突き進む安倍晋三政権に、参加者は「高浜原発今すぐ止めろ」など抗議の声を突きつけました。
千葉県柏市の女性(60)は「高浜原発は(ウラン・プルトニウム混合燃料を使う)プルサーマル発電というより危険な原発だ。福島第1原発事故で、何か起きればふるさとを奪われ取り返しがつかないことが明らかになりました。それなのに、再稼働なんて許せません」と語りました。
仕事帰りに参加した東京都世田谷区の会社員の男性(55)は「安倍首相は“経済のために原発が必要だ”といって再稼働を進めている。人の命よりお金を優先するような姿勢は改めて、原発をやめるべきです」と話しました。
この日は、600人(主催者発表)が駆けつけました。日本共産党の吉良よし子参院議員が首相官邸前でスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2017年5月20日より転載)