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3号機建屋水漏れ・・福島第1原発 地下へ流れ込む

東京電力は1月18日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)3号機原子炉建屋1階北東側の主蒸気隔離弁室の扉付近から、床に設置されている排水口へ水が流れていると発表しました。同日午後2時40分ごろ、3号機原子炉建屋のがれき撤去作業用ロボットのカメラ画像を確認していた東電社員が発見したといいます。水は約30センチ幅で流れ、原子炉建屋地下へ流れ込んでいるといいます。

主蒸気隔離弁室は、格納容器の外側に設置されている部屋で、原子炉からタービンヘつながる配管に設けられている弁が入っています。

3号機原子炉建屋は事故時に水素爆発で上部が崩壊。1階は放射線量が高く人が入ることができないため、くわしい状況は把握されていません。北東側では、放射線量で1時間当たり30ミリシーベルトが測定されている地点もあり、2012年11月にロボットが入って放射線量を測定した際には、床で1時間当たり最大4000ミリシーベルト以上の線量が測定されています。

東電は今後、流れている水がどこから来たのかなどの調査の方法を検討するといいます。

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