首都圏反原発連合(反原連)は4月21日、首相官邸前抗議を行いました。原発事故被害者を切り捨てる一方で、原発事故処理や賠償の費用を国民に押し付け、原発再稼働・輸出を進める安倍政権。参加者は「避難者守らぬ大臣やめろ」「原発やめろ」と声をあげました。
東京都大田区の松尾由美子さん(69)は、自主避難者への住宅支援打ち切りと今村雅弘復興相の「避難は自己責任」との発言に憤ります。
「原発事故によってどんなにつらい思いでふるさとを離れたのか、安倍政権はその痛みを分かろうとせず、原発再稼働を進めようとしている。原発を止めたい。だから声をあげ続けます」
国会正門前では、参加者がマイクを握りました。
「初めてスピーチする」という女性は、友人に会うために訪れた福井で、県庁前の抗議が240回以上続いていることを紹介し、「友人と″一緒に声をあげ続けよう″と約束してきた。私はここでしっかり抗議を続けたい」と語りました。
この日、700人(主催者発表)が参加。日本共産党の池内さおり衆院議員が国会正門前でスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2017年4月22日より転載)