2011年の福島原発事故を受けて福岡市の九州電力本店前で座り込みを続ける「原発とめよう!九電本店前ひろば」が4月20日、開始から6年を迎え、活動参加者や連帯する団体などが記念の大行動に取り組みました。
ひろば主宰の青柳行信氏が「原発のない社会をめざす福岡市民や日本国民、世界中の人たちの願いを込めてたたかいを続けていく」と宣言。全員で「川内(せんだい)原発今すぐ止めよ」「玄海原発再稼働反対」とコールを上げました。
新日本婦人の会福岡県本部反核女子部のメンバーとともに駆けつけた、日本共産党の衆院福岡2区の松尾りつ子予定候補は、市民と野党の共闘での安倍政権打倒にふれ「政権が代われば原発を主要電源とするエネルギー政策も変わる。九電は今すぐ再生可能エネルギーへの転換の準備を進めていただきたい」と訴えました。
青柳氏は「原発は命もくらしも故郷も破壊すると福島の現実が語っている。6年間、目に見える形で活動が続いてきたことは、風化を許さないうえで大きな意義がある。市民それぞれに、できる範囲での活動を呼びかけたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」平成29年4月22日(土)より転載)