「毎週、官邸前で抗議を続けていることはとても大事です。これからも声を上げ続けていきます」(東京都杉並区の女性=66)―。5年の節目を迎えた(2017年3月)31日の首都圏反原発連合(反原連)の首相官邸前抗議。冷たい雨が降るなか、「政権に“ノー”という声をこの場で上げ続けたい」と500人(主催者発表)が参加。「安倍晋三は原発やめろ」「原発再稼働反対」の声をあげ続けました。
前出の女性は「私が参加を続けているのは、福島を切り捨てるような東京電力と国の姿勢への怒りです」。千葉県神崎町の男性(69)も「ここには4年間ほぼ毎週通っている。原発再稼働に走る政権に“ノー”を突きつける行動を続ける必要がある。国が『原発ゼロ』に踏み出すまで、ここで行動を続けていくよ」と語りました。
東京都渋谷区の水道工事業の男性(41)は2カ月ぶりの参加。「東芝をみても、原発が日本経済の重しになっていることは明らかだ。原発ありきの政策はもうやめるべきだ。安倍首相が原発をやめない限り、正々堂々と生の声を突きつけていきます」
宮本氏らスピーチ
国会正門前では参加者らがスピーチ。日本共産党の宮本徹衆院議員は「5年間、みなさんは雨の日も風の日も声をあげ続けてきました。心からリスペクトします。声をあげ続けてきたことで、確実に日本社会を変えてきたと思います。原発ゼロが実現するまで、ご一緒に声をあげ続けましょう」とスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2017年4月1日より転載)