首都圏反原発連合(反原連)は3月17日、首相官邸前抗議を行いました。この日、東京電力福島第1原発事故で群馬県に避難した住民が起こした裁判で、前橋地裁が国と東電に賠償を命令。世論調査では、再稼働反対が多数となっています。参加者は「安倍晋三は原発やめろ」とコールしました。
北九州市の女性(62)は「判決はまっとうな判断だと思います。津波などの危険は事故以前から指摘されてきました。対策を怠った国や東電は、被災者を切り捨てず、責任を果たすべきです」と語りました。
東京都足立区の男性(68)は持参したドラムをたたきながら抗議。「原発の状況を見て、多くの国民は、事故が起きれば、廃炉に向かうことがいかに困難なのかと強く感じています。原発の危険性、福島の実情を多くの人に伝え、原発ゼロへ声をあげ続けたい」と話しました。
この日、700人(主催者発表)が参加。日本共産党の山添拓参院議員が国会正門前でスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2017年3月18日より転載)