静岡県浜松市の「浜岡原発はいらない浜松の会」は２月12日、川勝平太知事に提出する中部電力浜岡原発（御前崎市）の再稼働を許さない署名宣伝を、浜松駅前で行いました。

　強い風が吹きつけるもと、１１人が熱心に署名を呼びかけると、手袋をはずして署名に応じる女性など、１時間で70人分を集めました。同会は2011年５月から、毎週の署名宣伝を継続してきました。現在でも１時間で１００人前後の署名が寄せられています。

　事務局の落合勝二氏は、「６月には県知事選挙があり、浜岡原発再稼働は大きな争点です。南海トラフ巨大地震と大津波により事故を起こす危険性が高い世界一危険な浜岡原発の再稼働に反対する声を署名として知事に提出しましょう」と訴えました。

　署名した70歳の女性は、「御前崎市に友達がいる。事故が起きたら住むところを失うような原発はやめてほしい。知事は浜岡原発再稼働反対を明言してほしい」と話しました。

　25歳の女性は「あまり詳しくわからないけど、放射能は子どもたちに健康被害が出る。身近で危険な問題ですね」と署名しました。

　66歳の女性は「福島原発事故の教訓が全くいかされていない。危険な原発稼働なんて絶対反対です」と話していました。

（「しんぶん」赤旗2017年2月15日より転載）