原発再稼働を止め、福島切り捨て政治を転換するため、国と東京電力が責任を果たすことを求める「100万人署名」行動が12月12日、福島市のJR福島駅前通りで取り組まれました。ふくしま復興共同センターの呼びかけです。
参加者は寒風が吹きつける中、横断幕、のぼりを掲げて宣伝署名行動。同センターの斎藤富春代表委員が「東京電力福島第1原発事故から5年9ヵ月、現在も8万人を超す福島県民が県内外に避難し続けるなど被害が続いています。福島第2原発の廃炉をはじめ県民の願い実現のため署名に協力してください」と呼びかけました。
50歳代の男性は「寒い中、頑張っていますね。行動することは大事だ」と署名。すぐにペンを握った女性(72)は「廃炉、賠償の費用を電気代や国民の税金としてかぶせようとするのはとんでもないこと。最後は私たちに負担を負わせるつもりかと言いたい」と強調。別の女性(80)は「報道を見るたびに早く原発をやめてほしいと思う」と話しました。
「私は自民党だが、福島県の現状は復興したとは言えない。まだまだ苦しんでいる人は多く、それを知らせてほしい」と署名した男性もいました。
(「しんぶん」赤旗2016年12月13日より転載)