首都圏反原発連合(反原連)は10月28日夜、首相官邸前抗議を行いました。国民の意見を聞かず、原発再稼働を推進する安倍晋三政権。参加者は雨が降るなか、「原発進める議員はいらない」「再稼働反対」とコールしました。
急に気温が低くなった官邸前。開始時間が近くなると、「命と故郷が大事」「川内、伊方とめろ」などと書かれたプラカードを手に持ち、多くの人が集まってきます。
2011年の福島第1原発事故がきっかけで、行動するようになったと話す、東京都荒川区の女性(70)は「事故から5年がたちますが、復興には程遠い。子どもに安心できる未来を残したい、この一心で声を上げています」といいます。
埼玉県川口市に住む男性(55)は、仕事終わりに参加しました。「政府は原発の再稼働を急ごうとしているが、もう二度と原発が原因で人が亡くなることがあってはいけない」
東京都葛飾区の女性(64)は、新潟県知事選で原発再稼働に反対する知事が誕生したことを喜びます。「示された民意に安倍政権は真摯(しんし)に向き合うべきです。新潟の結果は、私たちにとっても希望です」
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加し、スピーチ。「原発をなくすまで、ご一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。
この日、700人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2016年10月29日より転載)