首都圏反原発連合(反原連)は9月30日夜、首相官邸前抗議を行いました。臨時国会で、東京電力福島第1原発事故の放射能汚染水について、「状況はコントロールされている」と偽り、原発を推進する安倍晋三首相。参加者は「原発やめろ」「安倍はやめろ」などと抗議の声をあげました。
埼玉県所沢市の女性(72)は夫(72)とともに参加。女性は「コントロールされているなどと平気でうそをつく首相は許せない」と怒ります。
東京都大田区の女性(78)は「長男の連れ合いが福島県いわき市出身なので、福島第1原発の近くの被災地に行ってきた。きれいな家にだれも住んでいないのは異常だと思う。避難者への補償が切り捨てられようとしていることに怒り心頭です。いつもここに来ると元気になるので、命ある限り訴えていきたい」と語りました。
800人(主催者発表)が参加。日本共産党の藤野保史衆院議員、武田良介参院議員が国会正門前でマイクを握り、「原発ゼロの日本の実現へみなさんとともに頑張りたい」などと訴えました。
(「しんぶん」赤旗2016年10月1日より転載)