首都圏反原発連合(反原連)は9月16日夜、首相官邸前抗議を行いました。政府が廃炉を視野に最終調整に入った高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)。参加者は、破綻が明白になった核燃料サイクルからの撤退、原発ゼロを求め、「もんじゅを廃炉に」とコールしました。
東京都江戸川区の男性(54)は「原発政策の一つの柱とされてきたもんじゅに廃炉の議論が出てきたのは、私たちの行動が無力でなかったということ。原発を動かせばさらにプルトニウムが増える。原発に抗議する姿を続けて、原発をすべて止めたい」と語りました。
千葉市から車いすで参加したのは、女性(65)です。「もんじゅの廃炉は当然です。ただ、安倍政権は平然と国民にウソをつく。私たちの声で必ず廃炉に追い込み、廃炉になるまで監視していかなくてはなりません」
この日、850人(主催者発表)が参加しました。日本共産党の山添拓参院議員が国会正門前で「原発なくせの声をさらに広げ、安倍政権を追い詰めていこう」とスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2016年9月17日より転載)