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大間原発開始「2年遅れる」・・電源開発

 電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発の運転開始時期が従来目標より2年程度遅れ、2024年度ごろになることが9月9日、分かりました。原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査が長引き、安全強化対策工事の開始を2年程度延期せざるを得ないため。Jパワーの永島順次副社長が同日午後、県庁を訪れ、佐々木郁夫副知事に伝えました。

 大間原発は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜてつくるMOX燃料を全炉心で使用する世界初のフルMOX原発で、その危険性が指摘されています。

 対岸の北海道函館市が、国と電源開発に対し建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしています。

(「しんぶん赤旗」2016年9月10日より転載)