伊方3号機で2次排水漏れ・・四国電
愛媛県と四国電力は8月26日、伊方原発3号機(同県伊方町)で、2次系統水の配管から排水が漏れるトラブルがあったと発表しました。漏えいした排水には放射性物質は含まれておらず、建屋内にとどまっているとして、9月7日に予定している営業運転にも支障はないといいます。
四国電によると、26日午後2時すぎ、発電用タービンを蒸気で回す2次系統水で、不純物を取り除く装置の配管から排水が約1・3トン漏れているのが判明。配管のつなぎ目に不具合があったとみられ、四国電は接続用のゴム部品を取り換えるといいます。
3号機は12日に再稼働。出力100%のフル稼働に入った22日以
降は試験運転を進め、問題なく発電できるかを確認していました。
(「しんぶん赤旗」2016年8月28日より転載)
廃液ドラム缶 中身が漏れる・・廃炉中の「ふげん」
日本原子力研究開発機構は8月26日、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)で、放射性物質を含む廃液を貯蔵するドラム缶の底から中身が漏れていたと発表しました。放射性物質は検出されておらず、外部への影響はないといいます。原子力機構が原因を調査しています。
原子力機構によると、18日午前10時15分ごろ、第2固体廃棄物貯蔵庫を巡回していた職員が、ドラム缶から白濁色の固形物が漏れているのを発見。中身が同じドラム缶26本を点検したところ、同様のドラム缶が1本見つかりました。
固形物があったドラム缶2本は1997年から貯蔵していました。
(「しんぶん赤旗」2016年8月28日より転載)