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「川内原発60年」は撤回を・・実行委が九電に申し入れ

九電に方針撤回を求めて、申し入れる人たち=12月2日、九州電力鹿児島支社
九電に方針撤回を求めて、申し入れる人たち=12月2日、九州電力鹿児島支社

 鹿児島県の「ストップ両稼働13・11鹿児島集会実行委員会」のメンバーは12月2日、鹿児島市の九州電力鹿児島支社を訪れ、同社の瓜生道明社長の川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)の「60年運転に向け頑張っていく」との発言(11月18日)と、九電が原発敷地内に「乾式貯蔵」と呼ばれる方式の使用済み核燃料の貯蔵施設を建設しようとしている計画に対して撤回を申し入れました。

 申し入れには12人が参加。原発の運転延長と核廃棄物を川内に固定化する方針だと批判しました。

 向原祥隆事務局長は「県民の大多数の反対を押し切って再稼働した直後に、ただでさえ老朽化した原発を60年も動かすというのは県民をばかにしている」と抗議しました。青森県六ケ所再処理工場も稼働の見通しはたっていないことを指摘。敷地内に貯蔵施設を設ければ、使用済み核燃料が中間貯蔵施設として川内に固定化されるのではないかとただしました。

 九電側は、瓜生社長の発言について「できるだけ長く使いたいという意昧での発言」とし、乾式貯蔵施設については「川内原発の敷地外も含め設置を検討している」としました。

(「しんぶん赤旗」2015年12月3日より転載)