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もんじゅ 点検中の部品落下事故・・業者選定要領に不備

 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で(2015年)7月、非常用ディーゼル発電機の点検中に部品が落下した事故をめぐり、原子力規制庁が保安検査で、点検業者の選定要領が日本原子力研究開発機構のマニュアルに記載されていないなどと指摘していたことが10月31日、分かりました。

 原子力機構によると、点検作業などを行う業者は経営能力などを評価して選定していますが、マニュアルには評価の基準や方法に関する記述がなく、今回の業者に決めた根拠を記録した資料も作成されていなかったなどと不備を指摘されまし

た。

 事故は7月17日発生。クレーンでつり上げていた重さ約450トンの部品が落下し、下にあった配管が変形しました。

(「しんぶん赤旗」2015年11月1日より転載)