首都圏反原発連合(反原連)は5月8日、原発に反対する首相官邸前抗議行動を行いました。原発に依存する政策をすすめ、川内原発、高浜原発を突破口に再稼働へ暴走する安倍政権。1300人(主催者発表)の参加者は、「川内原発再稼働反対」などと書かれたプラカードを掲げ、ドラムのリズムに合わせ、「日本のどこにも原発いらない」とコールしました。
東京都調布市の会社員の男性(24)は「安倍政権は、原発に依存する経済成長一辺倒の昔の考え方にとらわれている。しかし、3・11の福島の事故を忘れてはならない。再稼働は絶対に認められない」といいます。
東京都文京区の会社員の女性(48)は「政府と電力会社は再稼働させようと突っ走っていますが、世論の力で食い止めたい」と話します。
毎週参加しているという横浜市緑区の男性(71)は「原発を動かせば、人間がコントロールできない放射性廃棄物が生まれる。原発は今すぐやめるべきです」と力を込めました。
吉良議員がスピーチ
日本共産党の吉良よし子参院議員は8日、官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
吉良議員は、神奈川県箱根町の大涌谷周辺の噴火警戒レベルが2に引き上げられたことにふれ「こういう実態を見れば、日本は火山大国であることは明らかです」と指摘。「地震大国でもある日本に原発は必要ありません」と訴え、「原発いらない」「再稼働反対」とコールしました。
(「しんぶん赤旗」201年月日より転載)