原子力規制委員会が九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の審査書を正式決定したことに抗議し、鹿児島県の日本共産党や日本民主青年同盟、「原発ゼロをめざす県民の会」は9月11日、鹿児島市各地で再稼働反対の緊急宣伝や署名行動をしました。
「ゼロの会」は、毎月11日に反原発を訴える「イレブン行動」に合わせ、独自に作製した「力をあわせなんとしても再稼働ストップさせよう」とのビラを配り、1時間で96人分の署名も集めました。
行動に参加した、まつざき真琴県議(日本共産党)は、川内原発の安全対策や火山の危険性、避難計画など山積する問題点を指摘し、「知事と県議会は川内原発再稼働に同意するな、という声を上げていきましょう」と力を込めました。参加者は、28日に鹿児島市で開催される「ストップ川内原発再稼働!9・28全国集会」への参加も呼びかけました。
「怒り心頭だ」と署名に駆け寄ってきた鹿児島市の男性(76)は「何が安全なのかと言いたい。30キロ以遠に放射能が拡散しない保証はどこにもない」と語気を強めました。
28日の「全国集会」を主催する「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」は10日夕、鹿児島市で約30人が参加して抗議行動に取り組み、11日は共同代表らが県庁で会見し「1万人規模で参加を呼びかける」と表明しました。
(「しんぶん赤旗」2014年9月12日付け)