原子力規制委員会の審査書案が提示された川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働反対、福島県内原発の全基廃炉などを求め7月19日、福島市で「原発再稼働より事故収束・復興を!7・19ふくしま集会」が開かれ、約1000人が参加。集会後デモ行進しました。主催はふくしま復興共同センター。
「安心して住み続けられる福島を」のゼッケン姿、再稼働反対の思いを書き込んだタペストリーを掲げる人たちなどで、雨のなか熱気に包まれました。
鹿児島県から駆けつけた日本共産党の松崎真琴県議が「鹿児島県民の原発反対の声は強まっている。福島で頑張るみなさんと連帯したたかう」と訴えると拍手が起こりました。
ふくしま復興共同センターの斎藤富春代表委員(県労連議長)が「安倍政権の暴走の1つひとつが、福島県民の心情を逆なでし、傷つけている」と発言。
原発をなくす全国連絡会の小田川義和事務局長が「福島事故の収束と被害の賠償などを求める声を大きくしていこう」とあいさつ。大熊町から避難する木幡仁さんが訴えました。
集会に参加した二本松市の自営業、屋田喜久子さん(64)は「2歳、ゼロ歳の2人の孫の将来を考えると原発再稼働は許せない」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2014年7月20日より転載)