泊原子力発電所（北海道泊村）の運転停止から丸２年の5月５日、札幌市で「原発ゼロ２周年記念パレード」が行われました。小さな子どもを抱いたパパ、ママをはじめ２５０人の市民たちが参加し、「再稼働反対」「こどもを守ろう」と、にぎやかにアピールしました。

　道内では、泊原発が２０１２年５月５日に運転を停止してから丸２年、「原発ゼロ」が続いています。道庁前で毎週行われている金曜行動で知り合った仲間たちと行進した長崎早菜実さん（30）は、「この２年間、原発なしで生活してみて、せっかく止めた原発をもう一度動かす必要はないと改めて思いました。原発は、使用済み核燃料の処理でも、費用の面でも破綻していると思います」と話しました。

　パレードに先立ち、自然エネルギーと泊原発を考える市民の会（Ｓｈｕｔ泊）の川原茂雄共同代表は「原発がなくてもやっていけると証明された２年間でした。北海道電力の経営を守るためにも、北海道の美しい大地を守るためにも、原発依存路線を切り替えてほしい」と訴えました。