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ナトリウム漏れ監視一時不能・・もんじゅ

原子力規制委員会によると、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で9月18日、ナトリウムの漏えい監視装置が一時計測不能になるトラブルが起きました。

午前11時10分ごろ計測不能を示す「ゼロ」になっており、現場で確認したところ、監視装置の試料をとるための弁が何らかの原因で閉じられていたことがわかりました。弁を開けたところ、計測可能となりましたが、1時間以上にわたって、ナトリウム漏れを監視できない状況が続き、原子力機構は保安規定に基づき、運転上の制限の逸脱を宣言しました。

もんじゅで原子炉の冷却材として使われているナトリウムは、空気や水に触れると、激しく反応する性質があります。1995年にはナトリウムが漏れて火災爆発事故が起こり、14年以上運転を停止しました。

2010年に運転を再開しましたが、原子炉に燃料交換装置が落下するなどの事故が起こりふたたび運転ができない状態となり、さらに数多くの点検漏れが発覚するなどしたため、原子力規制委員会から運転再開作業の停止を命じられています。

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