東日本大震災津波と福島第1原発事故から13年半となる11日夕、さようなら原発岩手県集会実行委員会(48団体で構成)は盛岡市の「おでって広場」で、「STOP! 女川原発再稼働緊急アクション」を行いました。蒸し暑いなか、約120人が参加しました。
東北電力は11月に女川原発(宮城県石巻市、女川町)の再稼働を強行する構えです。宮城県と接する岩手県一関市は女川原発から80キロしか離れていません。
ミニ集会で市民4人がリレートーク。「福島原発学習ツアーに参加し、浪江町津島地区の現状を見てきた。町全体が死んでしまったようで、被害は収束していないと痛感した」、「能登半島地震では、(志賀)原発の事故が起きたら避難できないことがはっきりした。全国の原発をやめさせよう」と訴えました。
集会では、東北電力あての「女川原発再稼働の中止と再生可能エネルギー優先の事業への転換を求める」要請文が読み上げられ、拍手で確認されました。
その後、参加者らは傘やプラカードを持って市内をアピール行進。東北電力岩手支店前を通り、「老朽原発いますぐ廃炉」などと力強くコールしました。
日本共産党の吉田恭子衆院東北比例候補も歩きました。
(「しんぶん赤旗」2024年9月13日より転載)