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非常用発電機が自動停止・・志賀原発で試運転中

 北陸電力は17日、能登半島地震で被害を受けた志賀原発(石川県志賀町)で、1号機の非常用ディーゼル発電機1台が、地震の影響を調べるために試運転したところ、15分後に自動停止したトラブルがあったと発表しました。

 同原発では1日の地震の影響で外部電源を受電する変圧器が故障し、一部の系統の外部電源が使えなくなっています。北陸電は、別の系統の外部電源が確保されており、他の非常用発電機は稼働できる状態のため、使用済み燃料プールの冷却などに問題はないといいます。

 非常用ディーゼル発電機は、すべての外部電源が喪失した場合に電源を供給するためのもの。北陸電によると、16日に志賀町で震度5弱を記録した地震を受け、同社は点検のため17日に非常用ディーゼル発電機の試運転を実施。3台ある1号機用のうち1台を起動し、所内電源系統に接続しようとしたところ自動停止しました。

 この発電機は、1日の地震を受けた試運転では正常に動作したといい、北陸電は地震との関連も含め原因を調べます。(時事)

(「しんぶん赤旗」2024年1月19日より転載)