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海洋放出も原発もノー 札幌

足を止め、署名する人=28日、札幌市

 原発問題全道連絡会と国民大運動道実行委員会は28日、1986年4月26日に起きた深刻な原発事故を忘れない日にと、「チェルノブイリデー」宣伝を札幌駅前で繰り広げました。

 「高レベル放射性廃棄物―核のごみ 持ちこみ反対」ののぼりや横断幕をはためかせ、岸田自公政権の原発推進政策撤回を求める署名を呼びかけました。

 道原発連の堀一代表委員、三上友衛道労連議長、日本共産党のはたやま和也衆院比例候補が岸田自公政権の福島第1原発事故汚染水の海洋放出強行を厳しく批判。「大本の原発を廃炉にし、ルールある地産地消の再生可能エネルギーに転換を」と訴えました。

 汚染水海洋放出に、「岸田政権がいくら安全といっても、今までのうそとごまかしの蓄積で信用ならない」と署名した70代の女性。「核ごみがコントロールできるものとも思えないし、30年も放出して、自然や人体への影響が心配だわ」と不安を隠しません。

 宗谷管内から来ていた75歳の男性は、同じ管内の幌延(ほろのべ)町での核ごみ地層処分研究を危惧し、「処分はしないといけないが、地方押しつけはよくない」と語気を強めました。

 「うたごえ祭典in北海道」に参加したうたごえサークルの人たちが「大阪でもやっているけど、協力するわ」とペンを次々に持ち、「頑張ってね」とエールを送りました。

(「しんぶん赤旗」2023年8月29日より転載)