原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会は11日、「イレブンアクション」宣伝を繰り広げました。
強い風が吹きつける札幌駅前。「岸田政権の原発推進政策撤回を求める」署名と原発ゼロ基本法制定請願署名を呼びかけました。
高齢の男性は「核のごみ(高レベル放射性廃棄物)の処理に困るんだから、原発はない方がいい」。別の女性も「孫の世代に安全が続くように」と署名が相次ぎました。
「チェルノブイリ原発事故当時(1986年4月)に出産したので、忘れもしない」と言う60代の女性は、80年ごろの幌延町の核のごみ中間貯蔵施設建設計画(幌延問題)やチェルノブイリ事故を経て、「社会をちゃんと見てなかったなと思う。だからこそ、おとなとして、少しでも力になれることをしたい」と署名しました。
別の60代女性は、自民党政権に怒りと諦めが交互にやってくると言います。「悪い方向に向かっているのにどうにもできないもどかしさがある。若い子たちに無力感や不信を抱かせてきた政治にさせた責任があるからやれることをしたい」とペンを走らせました。道原発連の堀一代表は「原子力事業を推進し、国民の安全や社会を犠牲にするのは断じてあってはならない」と訴え。日本共産党の、はたやま和也衆院比例候補が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2023年7月13日より転載)