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破損配管検査15年前に必要だった・・関電が管理指針を公表

福井県美浜町の関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出死傷事故で、関電は十二日、一九九〇年に国に報告した二次系配管についての管理指針を公表しました。同社はこの指針に基づき計算した結果、破損した配管の余命を調べる検査は、十五年前の八九年ごろには必要だったとしています。

破損して蒸気が噴き出し、十一人が死傷したこの配管の肉厚は、設置当初には約十ミリありました。しかし、九二年には、配管の交換基準としている四・七ミリまで摩耗。点検委託会社の「日本アーム」(大阪市〉から検査対象漏れを指摘されたとされる昨年十一月には、一・七四ミリまで減肉していたと推定されます。

すぐにも交換が必要だったことになりますが、この時点で、関電と日本アームが「余命を算出したかどうか不明」(関電広報)としています。破損した配管は、管理指針作成当初から、検査対象リストから漏れていました。

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