COP27の開催日に合わせ、原発問題住民運動宮城県連絡センターの呼びかけで市民ら約20人が6日、JR仙台駅前で気候危機打開と原発ゼロを訴えるスタンディングを行いました。
「ストップ地球温暖化」「原発ゼロに」と書いた横断幕やプラカードを掲げ、通行人に「気候危機を食い止めましょう」と呼びかけながらビラを配りました。
県連絡センターの中嶋廉世話人は、62%以上の温室効果ガス削減目標が日本に求められている中で、岸田政権が掲げる目標は46%、宮城県は50%と大幅に下回っていると指摘。「政府と県に削減目標の引き上げを求め、石炭火力発電をなくしていきましょう」と訴えました。
元女川町議の高野博さんは、市民でお金を出し合って自然エネルギーで発電をし、収益を給付型奨学金に充てているNPO法人「おながわ・市民共同発電所」の活動を紹介。「いつまでも原発に頼らなくても電気はつくれます。女川原発の再稼働を止めましょう」と語りました。
ビラを受け取った仙台市青葉区の男性(39)は「自分が子どもの頃と比べても、気温が上がっているのが体感で分かります。国レベルでの頑張りは絶対に必要だと思う」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2022年11月7日より転載)