原子力規制委員会の更田豊志委員長は5月25日の会見で、東京電力福島第1原発1号機の原子炉格納容器の内部調査に関連し、ペデスタルと呼ばれる原子炉圧力容器を支える台座の耐震性について「懸念を持った」と発言しました。
東電は23日、炉心溶融を起こした福島第1原発1号機の格納容器内部の調査状況を発表。ペデスタルの一部でコンクリートが失われ鉄筋がむき出しになっていることが確認されました。
更田氏はペデスタルの損傷程度を詳しく調べる必要性を指摘し、その上で「ペデスタルがどの程度損傷したら何が起きるのか、議論しておいた方がいい」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2022年5月26日より転載)