新潟県知事選(29日投票)で、幅広い市民と野党の支持をうける片桐なおみ候補(72)は21日、約250人が集まった上越市の街頭演説会で「原発なくして病院のこす」と力強く訴え、かけ声や拍手に包まれました。立憲民主党の森ゆうこ参院議員(新潟選挙区候補)をはじめとする国会議員や日本共産党の遠藤玲子県議らが必勝を訴えました。
片桐候補はウクライナの戦争で原発の危険は明らかだと述べ、次世代の子どもらのため「(東京電力)柏崎刈羽原発は再稼働させない」と強調しました。県の財政改革は人件費削減でなく入札改革などで県予算の1割の無駄を省き、給食費無償化など福祉、教育を拡充すると提起。病院・病床削減に真っ先に手を上げた現知事を批判し、県立13病院はしっかり守り、県民の命と暮らしを守ると訴えました。
米山隆一衆院議員は、現職は「三つの検証」が終わっていないと原発の争点隠しをするが、任期中に検証も避難計画も進めず、うやむやにしたのが現職だと批判し、再稼働させないとはっきり主張する片桐候補こそ知事にふさわしいと訴え。上越選対本部長の馬場秀幸弁護士は、国に原発ノー、病院守れと言える片桐知事の誕生へ、支持を広げに広げ、逆転勝利しようと訴えました。
(「しんぶん赤旗」2022年5月22日より転載)