新潟県知事選(29日投票)が5月12日告示され、日本共産党、社会民主党、新社会党、緑・にいがたの4党が支援する「新しいリーダーを誕生させる会」の片桐なおみ候補(72)=無所属新=が新潟市で第一声を上げました。自民、公明、国民民主が支援する現職の花角英世氏(63)との一騎打ちです。
新潟駅前で片桐候補は、ウクライナ侵略でのロシアの核先制使用の威嚇に「柏崎刈羽原発が標的にされたら」と危機感を覚え、出馬を決意したと報告。同原発の再稼働反対、県立13病院を守るという「原発なくして病院残す」の公約を改めて強調しました。
片桐氏は、県財政支出の無駄を徹底的になくし「浮かせた分を福祉、教育に充てる」などと主張。中小企業、農業を支え「女性が働きやすく、生き生きできる新潟県をつくる」と訴えました。
共産党、社民党、新社会党、緑・にいがたの各党県代表が集結。立憲民主党の森ゆうこ参院議員、無所属の米山隆一衆院議員らが応援に駆け付けました。
花角知事は前回、福島第1原発事故の三つの検証(事故原因、健康と生活への影響、安全な避難方法)の徹底を公約しましたが、検証を総括する委員会の開催は1回のみ。併せて県立病院の民営化、市町への移譲の計画も進めています。
(「しんぶん赤旗」2022年5月13日より転載)