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数多くの合意に違反・・原発攻撃で米専門家指摘

 【ワシントン=島田峰隆】ロシア軍がウクライナの原発を攻撃したことについて、米ハーバード大学ケネディ行政大学院のマシュー・バン教授は4日、「信じられないほど危険であり、まったく向こう見ずな行為だ」と批判しました。自身が所属する研究機関のツイッターへ動画を投稿しました。

 核エネルギーなどが専門のバン氏は「民間の原子炉が軍事攻撃にさらされたのは初めてのことだ。今回が最後であることを望む」と述べました。

 バン氏は3日には原発攻撃についてツイッターで「数多くの合意に違反している」と強調。「国際原子力機関(IAEA)の加盟国は何年も前に、原子力施設を攻撃することは国連憲章の原則や国際法に違反すると全会一致で確認している」と指摘しました。

 エド・マーキー米上院議員は3日、自身のツイッターで、放射性物質が漏れれば国境を越えて影響が出ると指摘。「プーチンは自国民と欧州中の国民をひどい危険にさらしている」と非難しました。

(「しんぶん赤旗」2022年3月6日より転載)