静岡市駿河区の用宗海岸で22日、東京電力福島第1原発事故で出た汚染水の海洋放出に反対し、福島の人たちと連帯する海の日行動が行われ、60人余が参加しました。近くで海水浴客もいるなか、横断幕やプラカードを持った参加者が「汚染水を海に流すな!」と声をあげました。
主催は、中部電力浜岡原発の再稼働反対で一致した静岡県内50以上の団体で構成する「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」。
主催者あいさつで世話人の藤原玲子さん(原発再稼働反対アクション@静岡)は、「菅政権は汚染水を海に放出すると一番安易な方法を決めたが、放出されれば将来にわたって子孫を苦しめることになる。汚染水を垂れ流すことを断固許さないよう声をあげよう」と呼びかけました。
リレートークで「海はみんなのもの。世界につながっている」「汚染水を出し核のごみを出す原発はノー。浜岡原発は絶対再稼働させない」「誰かを犠牲にしてなりたつシステムはやめにしよう」などと力説しました。
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団、全国沿岸漁民連絡協議会からメッセージが寄せられました。
ギターや三線の演奏で替え歌を熱唱し、参加者も合唱しました。
(「しんぶん赤旗」2021年7月24日より転載)