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「汚染水流すな」を国に・・岩手 4首長に党久慈地区委要請

 岩手県沿岸北部で活動する日本共産党久慈地区委員会は28日、久慈市の遠藤譲一(じょうじ)市長に対し、福島原発汚染水の海洋放出決定に反対する緊急要請を行いました。

遠藤市長(右)に要請する橋上地区委員長=28日、岩手県久慈市

 橋上辰夫委員長、城内仲悦、橋上洋子の両久慈市議が参加。遠藤市長、澤里充男副市長らが応対しました。

 橋上委員長は、大量の汚染水の海洋放出は福島県だけでなく、津波と大不漁、コロナで三重に苦しむ東北の沿岸漁業に大打撃を与えるものだと指摘。撤回を求める声を自治体から政府に上げてほしいと強調しました。

 遠藤市長は「私たちは震災後、復興へ懸命に努力してきた。(それを台無しにする)汚染水の海洋放出には絶対反対だ。共産党の要請の通りで、福島県だけではなく東北の沿岸全体にかかわる問題だと思う」と答えました。

 これに先立つ27日に同地区委員会は、洋野(ひろの)町の水上信宏町長に同趣旨の要請をしました。応対した野田清旨(きよし)副町長は「安全性について国は説明責任を果たしてほしい」と回答。久慈裕子町議らが参加しました。

 30日には、野田村の小田祐士(ゆうじ)村長に対して丹野和子村議とともに要請。普代(ふだい)村の柾屋(まさや)伸夫村長にも要請書を提出しました。

(「しんぶん赤旗」2021年5月1日より転載)