宮城県内の市民団体は20日、福島第1原発から出るトリチウム汚染水の海洋放出計画について村井嘉浩知事に説明に来た東京電力の小早川智明社長に対し、県庁前でのスタンディングで抗議の意思を示しました。
「汚染水の海洋放出断固反対」「海を汚さないで」「原発いらない」など手作りのプラカードやプラスター、横断幕を掲げて訴えました。
抗議したのは、「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」などの市民団体や超党派の議員・元議員でつくる「女川原発再稼働ストップみやぎ女議員有志の会」など多くの団体、個人です。
女性議員の会の世話人で日本共産党の福島かずえ県議は「福島の漁業関係者や国民との約束も破って、菅首相が一方的に放流方針を決めて押し付けるのは断じて許せない。絶対に放流させない取り組みを、別の道を示しながら国民のみなさんと広げていきたい」と話していました。
行動には、「有志の会」の一員でもある日本共産党の、ふなやま由美衆院東北比例候補も参加しました。
(「しんぶん赤旗」2021年4月21日より転載)