「核のごみ」も原発もない北海道を子どもたちに残そうと、原発問題全道連絡会と国民大運動道実行委員会は2月10日、10年目を迎える福島原発事故を忘れない「イレブンアクション」宣伝を札幌駅前で繰り広げました。
雪が降ったりやんだりの天候。「核のごみ捨て場はいりません」の横断幕や「原発ゼロ自然エネに転換」「止めようなくそう原発」ののぼりを持ち、「核のごみ調査撤回を求める」署名を呼びかけました。
「核のごみは北海道をトイレと同じ扱いにするようなものだ」と怒りをあらわにする年配男性。「不満はきりがない。吉川元農水相の贈収賄、河井夫妻の大規模買収、道新幹線札幌延伸、使われた金を社会保障に回せばどれだけの人が救われるか」と署名しました。
福島県に被災動物の保護ボランティアで参加したという渡辺尚子さん(65)は「汚染土が入った黒い袋が並び、復興には程遠い光景が目に焼き付いています。汚染が広がれば元には戻れない」と力を込めました。
道原発連の堀一代表委員は「ひとたび事故が起これば人間との共生はできません。寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村の文献調査は直ちに撤回を」と訴えました。
日本共産党の真下紀子道議が駆け付け「自然豊かな北海道に危険な核ごみを持ちこませない。一緒に声を上げていきましょう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2021年2月11日より転載)