茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構大洗研究所のナトリウム分析室で9月10日午前11時40分ごろ、火災が発生する事故がありました。
火災が発生したのは、同研究所内にあるナトリウム分析室放射性物質取扱室B。グローブボックスを使って、放射性物質を含んだナトリウムから不純物を取り除く作業を行う放射線管理区域で発生しました。
県によると、同室内の分電盤から発火し、機構職員が消火器で消火。午後1時10分に町の消防により鎮火が確認されたとしています。
機構によると、発火したのは高さ1メートル、横幅50センチ、奥行き20センチの分電盤。現時点で放射性物質の漏えいや環境への影響、人体への被ばくはなく、火災の発生原因について調査中だとしています。
(「しんぶん赤旗」2020年9月11日より転載)