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川内原発20年延長「考える会」が発足 鹿児島

 鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原発1・2号機の運転延長について、県民の議論を深めて原発のない社会をめざそうと、鹿児島市で3月22日に「川内原発20年延長を考える会」が発足総会を開きました。今後1000人の会員をめざし、議会への陳情や宣伝、学習会などの活動方針を決定しました。

 1号機は2024年7月に、2号機は25年11月に運転開始から原則運転期間の40年となります。九州電力は廃炉か延長か表明していませんが、延長を申請することが懸念されます。

 野呂正和事務局長は「広範な県民に意識を広めるため力を合わせよう」と呼びかけ。共同代表に選出された江田忠雄さんは「20年延長の問題を考えることは脱原発を進めるために重要」と訴えました。

 「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」共同代表の向原祥隆さんが講演。1・2号機の20年延長と合わせて原発敷地内の乾式貯蔵施設の建設が進められる可能性を指摘しました。また、今年の知事選や薩摩川内市長選は運転延長の可否が問われる重要な選挙と強調しました。

(「しんぶん赤旗」2020年3月26日より転載)