首都圏反原発連合(反原連)は6月14日、首相官邸前抗議を行いました。参加者から、今夏の参院選で「原発ゼロ」を実現したいと声が上がりました。
参院選に向け、市民連合と日本共産党など野党が合意した共通政策は原発ゼロを目指すと掲げました。一方、自民党の公約は原発の再稼働を進めることを盛り込みました。
千葉県流山市の男性(73)は「もはや原発ゼロの道しか残されていないのに、原発を推進する公約なんてとんでもない。野党の共通政策がうまくいくように、自分なりに行動しないといけない」と述べました。
野党が昨年、共同提出した原発ゼロ法案が審議されないまま1年以上経過したことについて、埼玉県所沢市の中村義則さん(74)は、「『ゼロ法案』を審議する状況を参院選でつくり出したい。それが当面の目標。諦めないで行動を続けたい」と話しました。
国会正面前では、参加者がスピーチしました。「安倍政権を一日も早く打倒したい」などと訴えました。
この日、320人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年6月15日より転載)