四国電力の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働が27日に狙われているのを前に、愛媛県の伊方原発をとめる会は21日、松山市で「伊方原発再稼働を許さない!えひめ県民集会」を開きました。参加した約150人は「原発ゼロへ!」と書かれたプラカードなどを手に、伊方原発の再稼働を中止し、廃炉にするよう求めました。
伊方原発3号機は、昨年12月の広島高裁の運転差し止めを命じる仮処分決定により運転を停止していましたが、先月25日に同高裁が四国電力の異議を認め、決定を取り消しました。四国電力は27日にも運転を再開すると発表しています。
草薙順一事務局長はあいさつで、伊方原発が日本最大の活断層「中央構造線」の直近にあり、南海トラフ地震の震源域の真上に立地していると強調。「南海トラフ地震は30年以内に必ず起こると言われている。再稼働は断じて許せません」と訴えました。
日本共産党の田中かつひこ県議、秋本けいこ県議候補、ネットワーク市民の窓の武井多佳子、社民党の逢坂節子両県議らがリレートーク。明るい愛媛をつくるみんなの会の和田つかさ知事候補も参加しました。
集会後、参加者は繁華街をデモ行進し、道行く市民にアピールしました。
(「しんぶん赤旗」2018年10月22日より転載)