県知事選で安倍政権に圧勝した沖縄のたたかいに連帯し、北海道でもたたかいを広げようと、「STOP再稼働 さようなら原発北海道集会」が6日、札幌市で開かれました。
台風接近の風と雨をついて、市民が続々詰めかけ、400人余が会場を埋めました。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事選は、辺野古新基地建設反対を掲げた玉城デニーさんが勝利しました。“ウチナーンチュ(沖縄県民)負けるな”のたたかいはこれからです。心一つに運動を広げましょう」と強調。「座り込めここへ」を歌いだすと、参加者が合唱しました。
「沖縄では民意が示されました」と呼びかけ人の道生協連の麻田信二会長。「道民の総意で泊原発を再稼働させないよう頑張りましょう」と訴えました。
北電苫東厚真火力発電所の耐震基準の震度5を“知らなかった”高橋はるみ知事への怒りが広がりました。
79歳の女性は「知事はまるで人ごとみたい。停電が長引いたのは原発を再稼働させたいためだと思った」。北区の男性は(66)も「自治体の長は、ブラックアウト(全域停電)を起こさせないようにしなければならないのに札幌市も道も危機管理ができていない」と憤り「次の事故が起きたら私たちの居場所はない」と書いたボードを掲げました。
ルポライターの鎌田慧氏、小野有五北海道大学名誉教授、道がんセンターの西尾正道名誉院長が訴えました。
(「しんぶん赤旗」2018年10月8日より転載)