首都圏反原発連合(反原連)は9月15日、首相官邸前抗議を行いました。原子力規制委員会が、福島第1原発事故を起こした東京電力について、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を運転する適格性があると容認しました。規制委員会が再稼働に“お墨付き”を与えたことに対し、参加者は「柏崎刈羽、再稼働反対」の声をあげました。
東京都江戸川区の女性(75)は、規制委員会の態度に「以前は“廃炉・賠償の覚悟が見えない”と言っていたのに、なんでこんな判断ができるのか」と憤ります。「原発は、人の命にかかわる問題です。再稼働なんてとんでもない。これからもここで声をあげ続けます」と話しました。
国会正門前エリアでも、マイクを握った参加者から規制委員会への怒りの声が相次ぎました。
毎週参加している男性は「規制委が東電に付けた条件に“廃炉に取り組む”とあったが、事故を起こした事業者として当たり前のことだ。東電が“やります”と言っただけで、“適格性がある”なんておかしい」。
この日は、600人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2017年9月16日より転載)