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放置せずサポートを・・横浜 原発いじめ生徒コメント & 新たに7人が甲状腺がんに/福島

放置せずサポートを・・横浜 原発いじめ生徒コメント

 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した男子生徒が、転校先の小学校でいじめを受けた問題で、この生徒が6月7日、いじめ問題について「子どもを放置せず、精神的なサポートをしてほしい」などと書面を通じてコメントし、学校や教育委員会などに訴えました。

 今回の問題について「加害者側がサポートされ、被害者側かサポートされていないような気持ちになった」と心情をつづっています。

 生徒の母親は7日、横浜市内で記者会見し、「心に負った傷は深く、元気になったように見えても簡単に乗り越えられるような状態ではない」と話しました。いじめ問題について「学校は被害者に寄り添って話を聞いてほしい」と訴えました。

 問題をめぐっては、林文子市長が5月末に、市役所で男子生徒と面会し、直接謝罪しました。

(「しんぶん」赤旗2017年6月8日より転載)


新たに7人が甲状腺がんに 福島

 福島県は6月5日、東京電力福島第1原発事故の発生時に18歳以下だった県民を対象とする甲状腺がん検査で、新たに7人ががんと診断され、合計152人となったと発表しました。県が設置した有識者会議で報告しました。星北斗座長(県医師会副会長)は、「放射線の影響とは考えにくい」との見方を改めて示しました。

 県は、県外への避難者も含めた調査を3回実施。2014年からの2巡目の検査で新たに5人、16年5月に開始した3巡目検査では新たに2人ががんと診断されました。

 有識者会議では、県の検査以外の通常の診療でがんが見つかるケースもあるとして、集計方法の改善を検討することを決めました。

(「しんぶん」赤旗2017年6月8日より転載)