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原燃の事業変更許可・・規制委が濃縮工場の基準適合 & 1号機がれき・・今月追加調査 福島第1

原燃の事業変更許可・・規制委が濃縮工場の基準適合

 原子力規制委員会は5月17日、日本原燃のウラン濃縮工場(青森県六ヶ所村)が新規制基準に適合したとする審査書を確定し、原燃の事業変更を許可しました。

 原燃は、2014年1月に、同施設の新規制基準への審査を再処理工場などとともに申請。ウラン濃縮工場は核分裂しやすいウランを遠心分離器で濃度を高くする施設。原燃の申請した施設としては最初の適合となりました。

 同施設で放射性廃棄物の不適切な管理が保安規定違反に当たると指摘され、その後の対策の不備から原燃は役員の処分などを今年1月に実施しました。規制委の伴信彦委員は、原燃がこの問題で報告書を提出していたことなどから「新しい品質保証体制が、しっかり機能しているか引き続き見ていくように」と、規制庁に指示しました。

(「しんぶん」赤旗2017年5月19日より転載)


1号機がれき・・今月追加調査 福島第1

 東京電力は5月18日、福島第1原発1号機原子炉建屋の最上階のがれき撤去に向けて、今月22日から7月上旬にかけ、状況の追加調査を実施すると発表しました。

 原子炉格納容器の真上に設置してある遮蔽(しゃへい)体の周囲などを対象に、カメラ撮影するほか、放射線量を測定します。これまでの調査では、同遮蔽体が、ずれ落ちていることが確認されています。事故直後の爆発が原因とみられます。

(「しんぶん」赤旗2017年5月19日より転載)