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再稼働やめさせて・・新潟知事選16日投票/米山隆一候補に期待します

原発ゼロ長岡市民ネット代表  矢引 光明さん(57)
原発ゼロ長岡市民ネット代表
 矢引 光明さん(57)

 泉田裕彦知事が知事選の立候補を取りやめると聞いたときは、少しがっかりしましたが、米山隆一さんが「福島原発事故の検証なしに、再稼働の議論はできない」という泉田路線を継承すると立候補してくれたことでほっとしました。

 米山さんは、かつて原発に賛成する立場だったが、3・11事故を受けて、考えが変わったと明言しました。

 私も、かつては原発ができていいと思っていました。しかし、中越沖地震や福島原発事故が起きてからは、原発は危険で、子どもたちの未来に残してはいけないと考えを変えました。だから米山さんが考えを変えたことは自然だと思うし、そういう人こそ知事候補として信頼できると私には思えます。人は考えを変えるには相当な決意が要ります。今の政府の圧力や電力会社、一部大手メディアの姿勢などを考えると決意は立派だと思います。

 鹿児島県の川内原発再稼働をめぐって、原発の危険に不安を抱く多くの県民から期待を受けて当選した三反園知事が、九州電力に2回も運転停止を申し入れしたことは立派だし、もし米山さんが知事になられたら、ぜひ東電に要請してもらいたいと願っています。

 森民夫候補は、長岡市長のときから原発問題ではのらりくらりで、信頼できない態度でした。自民・公明党から推薦を受けた候補では、原発再稼働中止などできるはずもありません。原発から30キロ圏にある長岡市民としては、国いいなりの知事では、たまったものではありません。

 長岡市長選でも、「市民の不安が解消されない限り、原発は再稼働すべきでないと考える」と公約する、いそだ達伸候補が、市民の思いを受けとめており、期待しています。

 原発事故は起きないかもしれないが、起きるかもしれないのです。こんな不安な状況を続けさせてはいけません。一人の力は弱くても、多くの力が合わされば、大きい力になります。県民、長岡市民の安全・安心がかかった大事な選挙で、ぜひ勝利してもらいたいと、強く思っています。

(「しんぶん」赤旗2016年10月4日より転載)