福井市で原発ゼロをめざす市民行進が11日に取り組まれ、「老朽原発動かすな」と声を上げました。原発問題住民運動福井県連絡会の主催で、東京電力福島第1原発事故が発生した2011年から毎月続けています。
林広員事務局長は、能登半島地震の被災者に思いを寄せるとともに、北陸電力志賀原発で地震により外部電源の一部喪失など生じたトラブルにふれました。そのうえで、活断層が周辺にある福井県内の原発が4基運転している現状とともに、関西電力が18日にも美浜原発3号機(美浜町)を再稼働しようとしている計画を告発し、「抗議行動に集まろう」と呼びかけました。
行進に参加した福井市の女性は「能登地震が起きたのに、原発が動いているなんて怖い」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2024年1月15日より転載)