議員になって2回目の3月議会でした。
議会が開催される前に、予算について
私の一般質問は次の通りです。
1、「もんじゅ」の安全性について
2、公設卸売市場について
3、介護保険と福祉について
4、子どもと文化について
「危険な「もんじゅ」をうごかしてほしくない」というのは、市民の切実な願いであります。
昨年策定された第九次「原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画」の中で、もんじゅの位置づけが実証炉としてでなく、将来運転するかどうかわからないが、とりあえず研究のため動かす、と言うものに変わってしまいました。
「わざわざ、敦賀で危険な研究をしなくてもいいじゃないか」「私たちの暮らしに直接役立つ研究とは思えない。危険のリスクの方が大きすぎる」「あんな事故を起こして、もう二度と動かないと安心していたのに、不安がふえていくばかり」などなど・・・。
このような、市民の声に、市長はどう答えるのでしょうか。「安全に動いているのが本来の姿」では、市民の不安の声に十分に答えているとは言えないのではないでしょうか。
さて、今回、我が党議員団より、もんじゅの問題についていくつか質問しますので、私は、蒸気発生器伝熱管検査装置(ECT装置)と安全性について質問します。
核燃料サイクル開発機構が、2月9日に住民団体に行った説明では、「もんじゅ」の蒸気発生器の伝熱管の内面で幅10ミリの全周減肉した人工欠陥(けっかん)形状管で試験した結果、2.5%、外面で5%が、検出可能である。また、同過熱器では内面で1%、外面で2%が、検出可能であると説明されています。
つまり、磁気を帯びている蒸気発生器の伝熱管の場合、管の厚みを2.5%削ってしまうような傷が、管の内側をぐるっと一周するというような傷は検出できる、あるいは、ステンレスでできている過熱器の場合は、管の厚みを、5%削ってしまうような傷が、管の外側をぐるっと一周するというような傷を検出できる、というわけで、ピンホールやひび割れは、発見できない、と言うことであります。
説明会では、蒸気発生器が第3種機器で、安全審査の対象外であり、問題はない、また、ピンホールやひび割れで、ナトリウムが冷却水に漏れても、すぐわかり原子炉を止めるので問題はないとのことでした。
しかし、水に反応し大事故につながりかねないナトリウム漏れがおきてみないと傷がわからない・・・で、いいのでしょうか。
しかも、このECT装置を開発してきた三菱重工が、新しいECT装置の開発を断念したと内部告発がありました。
性能の良い、新しいECT装置が開発されず、供用(きょうよう)期間中検査でピンホールやひび割れが発見できないことがわかっていながら運転を再開する、ということを住民の命、安全を守る立場の市長が、ゆるしていいのか。
市長の、見解をお聞きいたします。
古田刈のバイパスを通ると目に入る、大きな白い建物にピーマン、なすび、りんご、みかんなど色とりどりの絵の書いた「公設卸売市場」があります。
子どもがまだ小さかった頃、新和町から藤ヶ丘にあるつくしんぼ保育所へ子どもをおくる道すがら、毎日目にする建物でしたが、その頃の私にとって、あの建物は何なのか、何のためにあるのか、中でいったい何が行われているのか、あまりよく分かりませんでした。
市会議員となり、市民のみなさんから公設卸売市場の問題をいくつか指摘され、この間、様々な立場の方にお話をお聞きし勉強させていただきました。
公設卸売市場は、昭和五十九年、今から約十六年前、農家のみなさんの熱い期待にこたえ、つくられたとのこと。
敦賀市条例によると、その目的は「適正かつ健全な運営を確保することにより、生鮮食料品等の取引の適正化とその生産及び流通の円滑化を図り、もって市民等の生活の安定に資する」とあります。
この十六年間、その目的のため運営され、消費者である私も間接的に利用していた、というところでしょうか。
ところが、いま、全国的に市場の危機がいわれています。そして、この敦賀においても、例外ではないようです。
家族経営の農家に冷たい国の農政に加え、農産物の輸入拡大、規制緩和などにより、流通に大きな変化が生まれています。
少しでも多くの売り上げを得ようと様々な販売形態がとられ、生産者が市場に出荷せず、より価格が安定している農協や大型店に直接出荷する、という生産者の市場離れがおきています。
安心して食べられる地元の新鮮な野菜を食べたい、それが消費者の願いです。
そして生産者の方も、できれば地元に出荷したいけれど、手間賃にもならないようでは市場には出荷できない、また、市場も、地元の野菜がほしいけれど入ってこない・・・鼬ごっこのようです。そして、敦賀でとれた野菜を他の県の方が食べ、他の県でとれた野菜を敦賀の市民が食べる・・・というわけです。
そこで、お聞きいたします。
公設卸売市場の現在の取扱量とその金額、また、その中で輸入野菜や地元の野菜の占める割合をお聞きいたします。
また、公設卸売市場の公設である意義、公設として果たす役割は何でしょうか。
地元の野菜が公設卸売市場に出荷され、生産者にも小売業者にも市場にも消費者にも利益となるような、今後の対策を敦賀市としてどのよう考えておられるのかお聞きいたします。
少子高齢化社会を迎えるにあたり家族の負担を減らし介護の社会化を目指す、と導入された介護保険制度がスタートして一年が経とうとしています。
制度の周知、要介護認定の問題、保険料や利用料の問題など様々な問題を抱えながら、試行錯誤の一年ではなかったでしょうか。
無料だった介護保険料も、半年たった昨年10月より保険料の半分を納めることとなりました。それも、あと半年の間だけです。ことしの10月には、保険料全額を納めなければなりません。
少ない年金から、保険料が天引きされ、高い利用料を払い介護サービスを受ける・・・。そのため、介護保険制度が始まる以前よりサービスを減らさなければならなくなった方が、敦賀市行った「在宅介護サービス利用者実態調査」でも、約1割もおられます。
高齢化社会に向け、福祉から保険にすることで国の負担を減らし、自助努力をますます国民に強いる、残念ながらそれが介護保険の現実です。
安心して老後が迎えられる、不安のない介護保険制度にするため、市民の立場に立った改善が望まれます。
そこで、次の点について質問いたします。
居宅サービス、施設サービスの利用状況を、介護保険制度の前と比較してお答えください。
また、限度額に対する利用率をお聞きいたします。
医療制度の改悪により、高齢者は三ヶ月がたつと退院を迫られます。このような中で、特別養護老人ホームの待機者が増えているそうですが、介護保健施設の入所希望者の待機状況はどうか、お聞きいたします。
また、敦賀市は、介護保険制度導入にあたり「敦賀市新高齢者保険福祉計画」「敦賀市介護保険事業計画」を策定し平成12年度3月に発表しましたが、一年経ってその計画に照らしてどうか、進捗状況をお答えください。
また予算の関係ですが、介護保険制度導入前に比べて福祉や介護の予算はどのように変化しているのか、お聞きいたします。
次に、要介護認定で、「自立」と認定された方についてお聞きいたします。
六十五歳を迎え、どんなに健康な方でも、どこか体に不調を感じ、様々な不安も芽生えて参ります。ところが、介護保険を利用しようと申し込んだところ「自立」と認定された、その心中(しんちゅう)ははかりしれません。
この敦賀市において要介護認定で「自立」と認定された方がどのくらいおられるのか、「自立」と判定された方が、利用できる福祉サービスの利用状況をお聞きいたします。
また、高齢者が歩いて行ける身近なところで地域の方とふれあう「サロン事業」を行うことは、高齢者の閉じこもりを防ぐ、孤独感をいやす、生き甲斐をもって健康的に生活することができるなど、大きな役割を果たします。
この敦賀市においてのふれあいサロン事業の実施状況をお聞きいたします。
子どもをとりまく状況は大変です。
市内の中学校の荒れの様子は、子どもをもつ親にとって人ごとではありません。
私の娘も、この春中学校に入学しますが、お母さん方と顔を合わせると「中学校が荒れていると聞くので心配」という話題になります。
前回、子どもの権利条約にそって、必要な施策を羅列的に要望しましたので、今回は、角度を変え、文化の分野から質問したいと思います。
文化とは何か。
そもそも、文化は人間特有のものであります。猿から人間になり、生活の中から文化が生まれました。
「文化を忘れると、人間は限りなく動物に近くなる」という言葉があります。
文化の果たす役割とは、人間らしさを取り戻す、そういう重要な役割があるのではないでしょうか。
その中でも民踊は、労働の中から生まれ、働く喜び、つらさ、そして、豊年満作の願い、漁業で言えば大漁の願い、そんなみんなの心を一つにする、そんな役割を果たしていました。
さて、心を一つにする喜びを、今の子どもたちは、どれだけ、経験しているでしょうか。
いまの子どもたちのまわりに反乱しているマスコミ文化、商業主義の文化から子どもたちを守り、豊かに子どもを成長させる文化環境を整えるのが、わたしたち大人の責任ではないでしょうか。
今の時代の子どもたちは、少子化もあり子ども同士育ち合う場も昔の時代に比べ多くないうえ、幼い頃から、テレビやビデオに子守され、小学校に入ればゲームボーイやファミコンで遊び、同じ部屋に一緒にいてもバラバラにゲームをして遊んでいる姿は、異様な光景です。
また、学校では、新学習指導要綱で、授業日数が減り、みんなで一つになって取り組む運動会の練習時間もたった2週間。みんなで取り組む文化行事も減っています。
先日、「学び座」という映画の試写会があり、私が一般質問で取り上げる「子どもと文化」にぴったりだと、参加して参りました。
この映画は、実話を元にした荒廃からの真実の再生物語です。
昭和六十年代当時、恐喝、暴力がはびこり、授業中に子どもたちがたばこを吹かし、先生は子どもたちを恐れ、子どもたちの非行に立ち向かおうとする教師も、生徒の暴行を受けてしまう「日本一荒れた学校」と報道された稚内南中学校が舞台です。
そんな子どもたちを何とかしようと、教師が立ち上がり、親や地域の協力を得て「共育環境創り」(ともにそだつかんきょうをそうぞうしていく)に懸命に努力し、「親も教師も子どもとのふれあいを通して一緒に学び合い、自らも本当の親、教師に育とう」と模索し合った歴史です。
その中で、荒れた子どもたちも含め生徒たちが地元のソーラン節を現代風にアレンジした南中ソーランを心一つにして踊りあげる、踊った後、「おれたちやったなぁ」とみんなが泣きながら抱き合うシーンに、涙が止まりませんでした。
最近、この南中ソーランが、全国の学校で踊られています。
昨年、放映された武田鉄也主演の金八先生のドラマの中でも、子どもたちを一つにまとめていく複線に南中ソーランを取り入れ、全国の感動を呼びました。
私は、みんなでひとつのことに取り組むことが少ない子どもたちに、文化の持つ力を、教育の場で生かし、子どもたちに、文化を通じて、心を通わせ合う、そんな経験をさせてあげられたら、と思います。
そこで、地域の伝統芸能を教育に取り入れてはどうか、質問いたします。
南中ソーランも大変感動しましたが、敦賀にも、すばらしい民俗文化財があります。
国指定の敦賀西町の綱引き、県指定文化財の池河内の太鼓踊り、赤崎獅子舞、阿曽の相撲甚句、関の八幡神社の彼岸祭り、ほか、松島さし踊り、すてな踊り、気比神社の春祭り、秋祭り、初午祭り。
こうした、地域の伝統芸能を小学校、中学校など、総合教育の時間にとりいれ、保存会の方々や地域との交流の場にしてはどうか。
また、文化センターなどで発表の場をもうけ、文化交流を行ってはどうか。
お聞きいたします。